「人に寄り添う医療」がおく医院の理念です
一人ひとりの患者さんの人生に寄り添い、ともに喜び、ともに悲しみ、 その時々に起こる問題に、どうすることが最善かを、ご本人やご家族様と相談させていただきながら、かかりつけ医として関わらせていただくこと、それが、おく医院の理念です。
診療内容について
風邪・咳 • 発熱・頭痛・腹痛 、睡眠時無呼吸、インフルエンザ予防接種など
おく医院の外来診療では、呼吸器科診療のほか、かかりつけ医として内科全般を診させていただきます。咳が止まらないなど風邪の諸症状、熱、気管支炎、腹痛、頭痛の際はお気軽に受診ください。
健康診断や予防接種等も対応しております。また、健康相談及び予防接種に係る相談も実施しております。健康診断は内容によって、お受けできない場合がありますので、予め電話でお問い合わせください。再診の患者様を対象に、オンライン診療にも対応しております。
高血圧症、脂質異常症、糖尿病、慢性心不全、慢性腎不全など生活習慣病
高血圧症、脂質異常症、糖尿病、慢性心不全、慢性腎不全などの生活習慣病や、身体の気になること、何でもご相談ください。かかりつけ医として丁寧な診療を行ってまいります。
在宅医療(お身体の不自由な方、癌治療中の方など)
体の不自由な方、癌治療中の方、在宅で酸素療法や人工呼吸療法をされている方、神経難病の方などが、少しでも快適に、できるだけ長く在宅で過ごせるように、在宅訪問医療を積極的に行っております。 介護支援専門員及び相談支援専門員からの相談にも応じます。お気軽にご相談ください。
※ なお、当院には、レントゲン・CTの設備がありませんので、必要に応じて、提携先の洲本伊月病院を紹介させていただくか、淡路医療センターの放射線科に検査依頼させていただきますことを、ご了承願います。 週1回(木曜日か土曜日)洲本伊月病院にて呼吸器科専門外来も行っております。
※ 処方箋は、一般名で発行いたします。また、患者様の状態に応じ、28日以上の長期投薬を行っております。
スケジュールをご確認の上、ご予約はお電話かWebでお願いいたします。
施設のご案内
院長について
院長: 越久 仁敬(おく よしたか)
呼吸器専門医・指導医、嚥下相談医、認定産業医
昭和58年3月 京都大学医学部卒業
平成12年1月 医療法人社団 越久医院 理事長(~平成24年3月)
平成17年4月 兵庫医科大学生理学講座 教授
令和5年10月 おく医院 開設(再開)
院長よりご挨拶
大学を退職して残りの人生で何をすべきかを考えた時に、人に寄り添う医療がしたい、そのようなクリニックを再び開設したい、そう思ったのは二人のロールモデルがいたからです。 1983年4月16日、中島智継先生ご夫妻のご媒酌で私は妻と結婚いたしました。下山手カトリック教会での挙式でした。 阪神淡路大震災で倒壊してしまいましたが、ステンドグラスが美しい荘厳な石造りの建物でした。 中島先生は、栄町で開業されておられましたが、式の前にご挨拶に伺った時には、すでに閉院されておられました。 脚が弱っているとはいえ、まだお元気でいらっしゃったので、「閉院されて残念です」と申し上げると、「医者は往診できんようになったら終わりや」とおっしゃられました。 もう40年近く前のことで、その時それ以外に何をしゃべったのかは全く覚えていませんが、毅然とした態度でおっしゃられたその一言は、今でも鮮明に私の心に焼き付いています。 もう一人のロールモデルは私の父です。父は、1963年に本町に医院を開設して以来、パーキンソン病の悪化により診療が難しくなった2005年まで医院で診察していました。 私が往診や在宅医療を好きになったのは、父がしょっちゅう往診に出かけていたのを子供の時に見ていたからかなと思います。 父は普段は無口でしたが酒が入ると饒舌になり、「地球ができて46億年の長い歴史の中で、仁敬(よしたか)君(私のことです)と出会えたことは云々」といった話をよくしていました。 残念ながらその内容はほとんど覚えておらず、録音しておけばよかった、などと思っていますが、しらふの時に言われた一言はなぜかしっかりと覚えているのです。 「患者さんに(医院に)来てもらおうなどというのはおこがましい。患者さんは病気で苦しんでいるのだから医者の方から出向いていくのがあたりまえではないか」。 父は診療をやめてから、家族のひんしゅくを買いながら、いよいよ体が不自由になるまで、あちこちに旅行にいきました。 家族のひんしゅくを買っていたのは、最後の方は2回に1回は旅の途中で倒れて家族が救出に行く羽目になったからです。 父は2014年に亡くなりましたが、後になって思うと、そのような生き方もいいかな、と思っています。